箔押し / 空押し

地紋文様

箔押し加工や空押し加工では特殊な版を作ることで、模様を入れることが出来ます。
パターンサンプルからお選びいただくことも出来ますし、独自の柄のものも作れます。
砂目を入れれば部分的に艶消しにすることも可能です。

一般的には「空押し（版面が凹む）＝デボス（Deboss）」、「浮出し（版面が凸）=エンボス（Emboss）」と呼んで区別しています。指定の際には間違わないように区別してください。
浮出しは薬品腐食の銅版と樹脂版の組み合わせで作られます。

真鍮の版を機械彫刻して作る浮出版では、そのシェイプを丸くしたり尖らせたりすることが出来ます。また複雑なレリーフ状のものも作れます。

空押しの版は箔押し版と同じ構造です。紙をつぶす加工ですので、紙の厚みや柔らかさ（潰れやすさ）によって深さが左右されます。浮出加工の場合と同様に、少し厚めで柔らかい（繊維が長くて伸びやすい）紙の方が美しい結果を得られます。